【完走レビュー】BRM827北村300
概況
- R札幌主催。スタートは北村温泉。前週まで台風が3連続で来るなど北海道としてはかなり珍しい状況。特に道北では被害が酷く、美瑛川が氾濫してかの青の池も被害が出るなどした。そんな中で迎えた当日はウソのような快晴だった。
- 獲得標高は2,440m。台風によるコース変更で最終的には2,370mほどに。登った苦労がきちんと下りに反映されるルートで、タイムマネジメントもしやすく、道が広く路面状況もいいので走りやすかった。
- 最高気温27℃、最低気温15℃というコンディション。集合時刻はまだ曇天で濃霧だったため気温は低め。
ルートラボ
タイムライン
総走行距離 | 到着予想時刻 | 到着時刻 | PC時刻 | 実走マージン | |
27.3km | 8:00 | 7:15 | - | - | |
52.7km | 9:00 | 8:15 | 9:36 | 1h21min | |
120.8km | 13:30 | 12:12 | 14:04 | 1h52min | |
182.5km | 17:30 | 15:50 | 18:08 | 2h18min | |
216.8km | 19:40 | 17:55 | - | - | |
238.5km | 20:45 | 18:55 | 21:52 | 2h57min | |
301.3km | 0:30 | 22:10 | 2:00 | 3h50min |
- 今回は「影の制限時間」があって、それが北村温泉最終受付の23時00分だった。僕の脚力では制限時間を運良く3時間も巻くことなどできるはずもなく、常に意識していた。結果、4時間近くも巻いたわけだから、ニンゲンやればなんとかなるものだ。意志の力というのはたいしたものである。
- フォトコントロールが二箇所あった。慣れないので忘れて通りすぎないよう、距離確認しながら細心の注意を払った。特にダウンヒル途中にあると危険。
ウェアリング
- ヘルメット: アソス JINGO
- ジャージ:アソス SS. カンピオニッシモジャージ
- インナー: モンベル ドライメッシュ Tシャツ
- ビブショーツ:アソス T. チェント_s7
- グローブ:アソス サマーグローブ_s7
- シューズ:アソス LAKE CX402 ワイド
- ウィンドブレイカー:モンベル ストレッチウインドパーカー
- ニーウォーマー:サーマテック ニーウォーマー
日中は日差しも強く暑かったが、湿度がそれほどないので快適。ダウンヒルやトンネルの中は涼しく、都度ウィンドブレーカーを着ていた。カナディアンワールド公園付近で日没、ここからゴールまではずっと着用。アームウォーマーも持って行ったが、結局着けないまま完走してしまったので、耐え切れないほど寒いというわけはない。いっぽうニーウォーマーはスタートからゴールまでつけっぱなしだったので、ビブショーツはニッカーでもよかったのかもしれない。
詳細
- 圏外の箇所多し。リアルタイムでSNSにアップできないのは歯痒いが、それ以上に安全に気を付けたい。怪我しても助けを呼べないし、ドクターヘリしかないだろうから。
- スマートフォン充電用のUSB-Cケーブル忘れたのは痛かった。直前まで充電しているとそういうことが起こる・・・。今回は300kmと短いことや圏外が多く機内モードにしていたので難は逃れた。USB-C用ケーブルは忘れる前提でサドルバッグに予め入れていくこと。
- 今回のルートでは、ほぼまともな規模の街がない。深川市役所付近でドラッグストアを見つけたときは「やっとオロナインH軟膏が買える!」と歓喜したくらいである。現地調達できると思うな。
- 前述のとおり、オロナインH軟膏は必携。どうも自分の尻の痛みはケツ毛に端を発して炎症を起こしてしまうようである。軟膏を塗るとだいぶラクになる。
コンビニ、自動販売機はあまりない。これは北海道に限ったことじゃないけど・・・。携行食と2ボトルは必須。またそれほど暑くなかったからか、今回の水分補給はほぼジャスミン茶だった。午後の紅茶 ジャスミンを飲みまくった。旨いねコレ。それ紅茶じゃないやん・・・と思ったけどまあいいか。
BRM611群馬600のときは暑くて暑くて凍ったアクエリアスとかレモンウォーターとか飲みまくったけど・・・。
オロロンラインは厚田〜増毛間で70kmほど走ったが、 合計20km以上トンネルがある。1つで2km以上あるようなトンネルもザラで、最長は4kmだったかな?よってテールライトならびにヘルメット尾灯全灯はこの区間常時点灯が良い。トンネルは路面状況が良好なことや風の影響を受けにくいことなどで、良い面も多い。通常区間は写真のように車線と歩道部分ではかなり舗装状態が違うので、トレーラーなどの大型車を避ける際には注意。
そして、まさかの田中商店、臨時休業(´Д⊂ヽ pic.twitter.com/XSPiNMTrSj
— しゅらいく@BRM225神奈川300 (@shlikesh) 2016年8月27日
R札幌の方に勧められた、増毛の田中商店。まさかの臨時休業(´Д⊂グスン 次回リベンジしてやる!
まさかのイートイン付きのセイコーマートで昼ゴハン。捨てる神あれば拾う神あり。豚丼うめぇ (@ セイコーマート 南暑寒町) https://t.co/RUE16eZ5Ms pic.twitter.com/VOTBe8SmtV
— しゅらいく@BRM225神奈川300 (@shlikesh) 2016年8月27日
ということで豚丼。ウワサには聞いていたけどすんごい美味しかった!ガラナコークと一気に完食です。
冒頭にもあるように、下りが優遇されたコースである。ゆっくり風呂に入れたのもそのおかげ。また全般的に路面状況は良く走りやすかった。昼間はバイクたくさん見かけるのに夜は全然いないのね。根性なしめ!ヽ(`Д´#)ノ !!
さすが北海道、日が落ちるとグッと寒くなる。アームウォーマー着けるか迷ったが、まああとちょっとだから・・・と騙し騙し走りきってしまった。街灯もクルマも少ない地方では、18時を過ぎるとナイトライドになる。今回はもはや鉄板のNITECORE P20とキャットアイ VOLT700の二灯体制。メインはP20、ダウンヒルのときにサブとしてVOLT700も点灯させる。北海道の原野でも光量は充分。
PC4以降は、風呂も見えてきたし、かなり気合入れて漕ぎました。最終的には16時間09分で完走認定いただきました!温泉サイコーです。
R札幌の皆さま、大変ありがとうございました。お風呂に入りたくて入りたくて早々に退散してしまいました^^;;; また来年遊びに行きたいと思います!今後共、よろしくお願いします!
【劇的ビフォーアフター】ロードバイクのホイールバランスを取ってみたよ( ・`ω・´)
言われてみればホイールバランスって気にしてなかった。
クルマでさえグラム単位でホイールバランス取るのにね。それにロードバイクのホイールなんてスゴい軽いから、それ以上に差は出やすいはず。
と思って、自車を確認してみたら・・・
なかなかのブレっぷりです。
そこで機材を揃えるところからはじめました。モノタロウで安い振れ取り台とデジタルスケールを購入。新宿に行って東急ハンズでベアリングとステンレスシャフト、ヴィクトリアでゴルフクラブ用の調整用ウェイトを購入。早速やってみます。
作業自体は時間はかかるものの、動画の見よう見まねで充分できそうです。前後1時間ほどで完成。結局リアは5g(大さじ一杯分)追加しました。それだけでこんなに違う。
完璧にしようとすると、0.5g単位で追い込むことになるので、そこまではいいかなと・・・(;・∀・) ちなみにチューブのバルブを締めるネジが1gです。
これで前回の群馬600を走りましたが、とても良い感じでした。特に実感するのはダウンヒル。安定感が段違いに向上してます。スゥっと自然にケツがついてくる感じ。それにスピードがだれにくく、ダウンヒル中ニヤニヤしっぱなしでした(´∀`*)
ただ、タイヤ交換をしたり、長距離を走ったり、GARMINなどのセンサーマグネットなどを付けたりすると、バランスは崩れてしまいます。定期的にメンテナンスをしていく必要があります。
ゼロからやるには揃える機材が多い(メンテナンス台もないとダメですねぇ)ですが、効果はある(と個人的には思いますのでw)興味のある方は試してみてはいかがでしょうかー
※参考動画
【完走レビュー】BRM611群馬600 西会津の山並みと日本海
概況
- AJ群馬主催。スタートはお馴染みのよしおか温泉。2015年の600もAJ群馬主催ののんびり新潟で(なんとか)完走している。前年はスタートから雨でキツかったが、今回は天候に恵まれ、気温も風も穏やかだった。その点は本当に感謝である。
- 今回は2015年のんびり新潟の前半部分、新潟に至るまでの道程を大きく変え、国道122号で北上、栃木日光まで、さらに鬼怒川温泉から国道121号(会津西街道)に分岐し、山形米沢に抜けるルートが採用された。峠越えも多かったが、とても魅力的なルートで清流と新緑が目に鮮やかだった。天気がよかったのでなおさらだ。
ルートラボ
TL
総走行距離 | 到着予想時刻 | 到着時刻 | PC時刻 | 実走マージン | |
31.7km | 6:30 | 6:28 | - | - | |
63.6km | 8:30 | 8:23 | - | - | |
69.2km | 9:00 | 8:50 | - | - | |
84.6km | 10:00 | 9:25 | 10:40 | 1h15min | |
136.5km | 13:30 | 12:25 | - | - | |
164.2km | 15:00 | 13:40 | - | - | |
197.4km | 16:45 | 15:35 | 18:12 | 3h22min | |
266.7km | 21:30 | 19:50 | 22:48 | 2h58min | |
376.3km | 03:00 | 04:11 | 06:08 | 2h03min | |
465.9km | 10:30 | 10:00 | 12:08 | 2h08min | |
518.5km | 14:00 | 13:42 | - | - | |
543.6km | 17:30 | 16:45 | - | - | |
601.5km | 20:00 | 19:38 | 21:00 | 1h22min |
- 最重視したのはPC5の「セブン-イレブン中越川口店」の到達タイムである。のんびり新潟では10:40に到着、友人とたまたま居合わせたため、出発が11:30近くになってしまい、最終PCのみなかみ後閑店に到着したのはクローズ30分前という、ギリギリのタイムラインであった。
- そこで今回はPC5の到着を必達タイムとして10:30にして、全体のタイムラインを組み立てた。これでだいぶ全体の運びが有利になった。
ウェアリング
- ヘルメット: Giro AEON + HW-933XG
- ジャージ:アソス SS. ケープエピックジャージ evo7(着替え:カンピオニッシモジャージ)
- インナー: モンベル ドライメッシュ Tシャツ
- ビブショーツ:アソス T. チェント_s7
- グローブ:アソス サマーグローブ_s7
- シューズ:アソス LAKE CX402 ワイド
- ウィンドブレイカー:モンベル ストレッチウインドパーカー
- レインウェアトップス:モンベル サイクルレインジャケット
- レインウェアボトム:モンベル サイクルレインパンツ
詳細
- 天気良く、気温も高かった。日中はとにかく暑かった・・・。冷凍のペットボトルを何本飲んだかわからない。夜間も20℃近くあったため、レインジャケットでは汗ばむこともあるくらいだった。しかしダウンヒル時には風も受け、涼しいのでアームウォーマー、ウィンドブレーカーが活躍した。
- 事前に綿密に走行計画を立てたのが功を奏した。4つの峠の目標タイム、休憩ポイントなどを盛り込んだ。400以上であれば次回以降でも作るべきであろう。
- 上記の走行計画を元にした簡易キューシートを作成、モンベルのマップケースに入れた。使い勝手も◯
- 前半の赤城、足尾(日足トンネル)はそれほど苦戦しておらず、オンタイム。いっぽう後半の福島と山形の県境の大峠を超えるのに苦労して貯金を消費した。
- さらにPC2〜PC3間、新潟県関川村に至る国道113号の路面コンディションは「最悪」。パンクどころか落車しないのがフシギなほどの酷道だった。大型トラックと雪でだいぶ荒らされている。TLを見るとわかるが、この区間で格段にペースダウン、貯金を消費している。本来は下り基調なのでペースアップを予定していた。街灯がないことは想定していたが、ここまで悪路だとは想定外だった・・・。
- 全般的にトンネルが多い。テールライトは常時点灯が良いだろう。
- 最長50kmほどだが、コンビニがない区間がある。ドリンクは2ボトルあると良い。軽い補給食も持ったほうが良いだろう。
- フロントライトはNITECORE P20&Volt700、ヘッドライトにジェントス ヘッドウォーズ HW-933XGで臨んだ。この三灯体制は鉄板の組み合わせ。今回も充分だった。
- テールライトはオムニ5とラピッド5の二灯体制。これもほぼ鉄板か。オムニ5は点灯時間60時間が魅力。ラピッド5は点灯時間が15時間とやや短いが明るいのが良い。深夜帯のみ使った。
- 薄手であってもアームウォーマーとウィンドブレイカーの威力は絶大。峠の温度低下、ダウンヒル対策に必ず持参のこと。
- 今回もホンマ健康ランドに寄ることはできなかった。なかなか走力が足らない・・・
- ラスボス三国峠。頂上の三国トンネルまでは登り始めから30km、おおよそ3時間30分〜4時間はかかる。またトンネル通過後は下り基調なるもまだ50km以上あることを忘れないように。600だと距離感覚がマヒしているが、直線距離にして東京〜成田に相当する。この区間に3時間。そのため三国峠を登り始めて、ゴールするには最低6時間、できれば7時間はみたい。
- 結果、38時間38分で完走認定された。