【完走レビュー】BRM920近畿300 オーガロード

概況
  • BIKE FRIDAY NMW Proのシェイクダウン
  • 7ヶ月ぶりにブルベ。300なのにオールナイトライド。夜通し走るのが実に久しぶりで、徹夜のほうがキツかった印象。
  • 思ったよりも天候もよく気温もそれほど下がらなかった。明け方の山越えで11℃〜12℃。長袖+ウィンドブレーカー+ビブニッカーでちょうどよい。
RWG
ウェアリング

ジャージ:Rapha CLASSIC LONG SLEEVE JERSEY II
ビブ:Rapha Classic 3/4 Bib Shorts
インナー:ファイントラック ドライ 長袖
グローブ:夏用指ぬき+モンベル メリノウール
ソックス:Tabio 5本指ソックス
ウィンドブレイカー:モンベル ストレッチウインドパーカー
レインウェアトップス:モンベル サイクルレインジャケット
レインウェアボトム:モンベル サイクルレインパンツ

 詳細
  • 出発直前に夏物から秋物に変更したが、正解。気温、湿度ともにだいぶ落ち着いていた。夜は街中で16℃、花巻手前の山越えは明け方ということもあり12℃まで下がった。夏物+ウォーマーだけでは寒かったのではないか。
  • 300なのにオールナイトだったのをすっかり忘れていた。ライトはもう少し明るくても良いなぁ(メインはGVOLT70のミドル、200ルーメン)と思いながら走っていた。Volt1700を使っていたランドヌールが多かった。
  • ヘルメットライトが大変便利だった。300以上は必須アイテム。
  • 5本指ソックスは慣れていないこともあってか痛かった。ふつうのソックスがいいか。
  • ブルベカードにPCごとに記入していくオダ近方式は正解な気がする。PC間違い、レシートやブルベカードをなくす、ということも防止できるし。
  • Edge830は300走ってバッテリー残30%。なにも特別な設定していないのにバッテリーの持ちは良好。
結果

17時間36分で完走

eTrex30xにRideWithGPSのGPXファイルをインポートするとルートが途切れてしまうときの対処法

RideWithGPSのルートがインポートできない

ルートラボの2020年3月終了を前にして、後継サービスはRideWithGPS(以下RWG)一択なわけで、それを見越して2019年下期のブルベからはRWGの本格運用を開始したところ、RWGからダウンロードしたGPXファイルがeTrex30xにうまくインポートできない、という事象が発生しました。

もう少し正確に表現すると、インポートはできるし、エラーも表示されないのですが、例えば200kmのルートを地図に表記すると、なぜか120kmまでしかルート表記されません。途切れてしまっているわけです。ファイルが壊れているのかと思ってEdge800で試すと200kmフルに認識されていて、???となります。

 距離制限なのか、と判断して、試しに120kmルートをインポートしてみると、今度は90kmまでしかルート表記されない、という事象が発生して泥沼化します。事実これが解決できず、BRM1026日置600の実走時には6つ近いGPXファイルを作るハメになってしまい、大変苦労しました。

 そんなことをツイートしていたら、聡明なフォロワーさんに以下のエントリーを教えていただきました。

解決に向けて

adias2014.exblog.jp

 原因はeTrex30xではGPXファイルに含まれるトラックポイントデータの読み込み上限が10,000であることでした。いったいなんだトラックポイントデータって。調べてみると、

トラックポイントは、属性値として緯度・経度が、子要素として標高やジオイド高,GPS受信状況・精度などが記録されます。

 https://qiita.com/ryoukom1216/items/a0db2262bda5170f726f

なるほどなるほど。

試しにRWGからBRM1026日置600のGPXファイルをダウンロードしてテキストエディタで展開してみると、、、56,000行ありました。

f:id:Shlike:20191130101027p:plainトラックポイントデータはこのような3行で構成されているみたいなので、約18,700トラックポイント。eTrex30xの上限は10,000。8,700はインポートできないわけですから、逆に300km前後までならインポートできる、ということでしょうか。

eTrex30xに転送して試してみましょう。

f:id:Shlike:20191130102806j:plain

eTrex30x_コンバート前

おお、読み通り。308kmまで認識されてます。

  これをうまく上限に収まるようにトラックポイントを削減できればeTrex30xでもロングコースでも読み込むことができるわけですね。

ここからの手順は多足の草鞋様のサイトにも掲載されている内容と重複しますが、備忘録的に残しておきたいと思います。ちなみにMacで試してます。

手順
  1. トラックポイントの削減にはGaminの「BaseCamp」を使います。MacではAppストアからDLできます。このへんは普段どおりで。
  2. BaseCampにさきほどのGPXファイルをインポートします。ファイル→新しいリスト→適当なファイル名を入れて先にリストを作ります。インポート先のリストを指定しないとインポートがグレーアウトしたまま有効になりません。何気にハマりました。
  3. ファイル → 「リスト名」にインポート→インポートしたいGPXファイルを選択します。
  4. インポートするとこのようにルートが表記されます。いまPCとeTrex30xは接続していないのでGarminバイスは空欄になってます。

    f:id:Shlike:20191130103953p:plain

    日置600のルートをBaseCampに表示
  5. 地図上のルートをダブルクリックするとこのようにコース概要が表示されます。

    f:id:Shlike:20191130104412p:plain

    コース概要
  6. 先ほどと同じポイント数です。そしたら左下にある歯車アイコンをクリック→トラックのフィルタリングを選択します。最大ポイント数を9999にしてOK

    f:id:Shlike:20191130105121p:plain

  7. 一瞬でコンバートしてくれます。

    f:id:Shlike:20191130105309p:plain

  8. トラックポイント数が3583まで減っています。上限10,000を大幅に下回りました。両者を見比べてみます。確かにポイント数が少なくなったぶんカクカクしてますが、実用に問題はなさそうです。よし、これでインポートしてみます。「転送」→ルートを選択→デバイスに転送でOK
    f:id:Shlike:20191130105950p:plain
  9. おおお!eTrex30xでもフルルート表示できました!

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最後に 

eTrex30xを自転車用として使うには、このようにひと手間かかってしまいます。素直にEdge使えばいいんじゃん、と自分でも思います。しかし単三電池で駆動できるという安心感は何者にも代え難い利点だと思ってます。バッテリー切れを心配することがありません。国内であれば全国どこでも入手できますし、外部給電しなくて良いので天候を気にする必要がありません。GPS性能も正確です。

この方法が簡便で助かりました。回避方法があっても労力ハンパなければ実用できませんし・・・これでRWGに世代交代しても使っていけそうです。実走に耐えうるかは、Festive500で試走してみたいと思います!

最後に情報公開、共有いただいた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

(DNF)BRM1026日置600メモ

九州縦断はできたものの、反省点も多くあるブルベだった。まずはざっと反省点を列挙。のちに整理。

  • 今回のルートのキモはPC2からPC3までの山間部。国道218号線、最大標高600m程度だが、アップダウンを繰り返すため獲得標高は3~4倍近い。
  • PC2到着15:37、ファミリーマート矢部店到着18:45、37㎞3時間8分、Ave11.9㎞/hかなりペースダウンしている。
  • ジョイフル高千穂宮崎店到着は21:25、FM矢部店より40㎞2時間30分、Ave16㎞/h 途中から下り基調になっているからか多少ペースが戻っている。
  • それ以外の平坦区間はAve20㎞/h以上、それほどペースは悪くない。ようは登坂区間に著しく時間がかかっている、ということがわかる。
  • 「遅い」には様々な要因がある。速度が遅い、休憩が多いあるいは長いなど。
  • 速度はそのままであっても休憩が短時間で済む、あるいは回数少なくて済むことができれば相当ペースはよくなるはずである。
  • 解決策としてはウェイトダウンして標準体重に戻し、ローラー、筋トレによる基礎体力アップするという原点回帰しなければならない。