さて、Vivaloでフルオーダーしたバイクが納車されて1,000km走ったよ!(´∀`*)ウフフ

今年オーダーしたバイク、Vivalo Randonneur が納車されて、そろそろ1,000kmになるので、軽くファーストインプレッションをエントリーしたいと思います。
 

*VIVALO* Randonneur Complete Bike

 

オーダーコンセプト

「400km以上のブルベを快適に完走できること」
  この「快適に」というのがミソでして、それはヒトによって定義が異なるからです。もっとこの「快適に」を因数分解していく必要がありました。
 
悪天候に強いこと
  いろいろ考えて、これが最優先でした。2年連続でSR獲得して痛感したのは「全行程を天候に恵まれたブルベは稀である」ということでした。僕は遅いのでどのブルベもほぼ制限時間いっぱいかかります。時間がかかればそれだけ天候が変わる可能性が高くなるわけでして。
  このエントリーを読まれている方であればどなたも経験済みかと思いますが、ナイトライドのダウンヒルというのは本当に神経を使うものです。雨でも降られた日には・・・さらに僕は(脚力もないうえに)握力もないので、ダウンヒルしていると手がしびれてうまくブレーキングできなくなってしまい、オーバースピードであわや、というシチュエーションが過去何度もありました。本当にこれは怖いことです。
  そこで悪天候であっても安定した制動力を確保できることや、悪路であっても(地方の道路はトラックや凍結防止剤などで荒れに荒れていますね)ハンドルを取られにくいようなバイクを切実に望むようになりました。
*VIVALO* Randonneur Complete Bike 

P1040075

 

荷物が積めること
  そして上記の副次的な要素として、積載量の問題がありました。
僕は(慎重というより)小心者で、どこに行くにしても荷物を持たないと落ち着かない性分でして、荷物を減らす、ということができません。400以上のブルベの場合、トラブルに備えてあれもこれももっていかなくては!という心配もあり、荷物は増えるいっぽうです。出張から海外旅行含めて目的地に着いてスーツケースを開けると「なぜこんなに大量のパンツが・・・」と絶句することがありますが、同じことがブルベでも起こっています。これをサドルバッグで解決しようとすると、車体バランスが崩れるだけでなく、何かを取り出す度にいちいち店を開けなくてはならず、さらには「とっ散らかる=忘れ物をする」というスパイラルも経験し、改善する必要がありました。
 

*VIVALO* Randonneur Complete Bike

 
安定性があること
  2年間乗り続けているDaccordi、呼称Collagen(コラーゲン)はレスポンシブで仕掛りの良いバイクですが、悪く言えばセンシティブ、もっといえばピーキーバイクで、限界点を超えると途端にダメになります。特に600後半などは判断力も鈍っているので、限界点を超えるようなシチュエーションがどうしても出てきます。そのたびに「!!」ということがあり、もっと鷹揚なバイクだと安心なんだけどなぁと思っていました。
 

*VIVALO* Randonneur Complete Bike

 
ダウンチューブにボトルケージがつけられること
  特段難しいオーダーではありませんが、僕にとってはなかなか解決しづらい問題でした。
というのも僕の背丈だとジオメトリがどうしても限られてくるからです。ただ夏ブルベでは2ボトルは必須ですから、ツールボトルのためになるべくボトルケージは3つ分確保したいところでした。
 

*VIVALO* Randonneur Complete Bike

 

そこで提案

  というような諸々をすっかり行きつけになったイースト・リバー・サイクルズさんに相談したところ、それなら「ランドナー」がいいんじゃないかという結論になりました。2015年も暮れようかとしている時期でした。
  • 剛性確保に前三角はオーバーサイズにして、今風にフィレット仕上げをしたフレーム。BBハイトは少し下げ気味にして、ホイールベースを長めに取ることで安定性を確保。
  • 悪天候や悪路対策に、エアボリュームのあるタイヤとディスクブレーキを採用。さらに握力低下をカバーするため油圧サポートがあるといいだろう。
  • 積載量はフロントバックもしくはパニアバックでカバー。パニアの場合は車体バランスを考えるとフロントが良いか。などなど。
  2016年2月頃に発注。ワガママ&道楽三昧のオーダーでしたが、快く引き受けていただき、2016年9月に納車されました。
 

はじめて乗ったとき、とにかく驚きました。

  このバイクに期待していたことと、はじめて乗って感じたことが、全く異なっていたからです。
 
「なんだこれは」( ゚д゚)
 
  正直そう思いました。
  ディスクブレーキは想像以上に違和感なく使えるし、良く止まる。うん問題ない。ただ、そういうレベルじゃないのです。
 
このバイクはそんなレベルじゃない
 
  刃牙道で武蔵がはじめて渋川先生を見たとき「一本芯が通っとる」と賞賛してましたが、表現としてはそれがいちばん近い。
 
バイクに芯が通っていてすっと走るのです。
 
  良いバイクはヒトと一体化すると思ってましたが、このバイクはその対極です。バイクに乗せてもらってる、という感じです。
 
  安定感は抜群です。車道の多少の段差や轍など気になりません。ディスクブレーキの操作性も相まって、安心してスピードに乗ってカーブに突っ込んでいくことができます。Collagenはとにかくハイサイドやジャックナイフが怖くて、ダウンヒルでは全くスピード出せなかったので(今考えてみればこれが手のしびれの原因にもなっていたのでしょうね)実に快適です。
 

2017年は・・・

とにかく、このバイクでバリバリ走ってみようと思います。慣らしにFestiva500をクリアしたので、次の実戦投入はBRM129花園200。200にはちょっとヘビーデューティー過ぎる仕様ですが・・・w
 

P1040096

 

ロードバイクのタイヤサイズはETRTOがいちばんわかりやすいです( ゚д゚)ハッ!

 そろそろNEWバイクのランドナーが納車されるので、徐々にスペアパーツの発注やら準備なんかを進めていますが、なんだかタイヤサイズがよくわからんことになってます。700Cであればほぼ迷うことはないと思うんですが、今回のランドナーでは650bを採用しました。これが、よく調べてみるとなかなかカオスなサイズ展開となってます。

  そもそも26インチではじまるタイヤにはなんと5つもの規格があります。

f:id:Shlike:20161015213149j:plain

650

650A

650B

650C

26

 

これらサイズは全て区別しなければいけません。なぜかというと「タイヤ内径が違う」からです。「タイヤ内径が違う」=「ホイールサイズが違う」ことになります。

上にあるように、例えばボクにはおなじみの650Cのタイヤ内径は571mmですが、650Bのタイヤ内径は584mmで、13mmも差があります。同じ650だから・・・程度で購入すると使えません。650Bのほうが「タイヤ内径が大きく」、端的に言えば「ホイールが大径化している」ということなります。

  またややこしくしているのが、表記の差です。

  僕らがもっとも親しんでいるのは「フレンチ表記」ですね(700*23Cとか)。これはタイヤ外径とタイヤ幅をミリ表記したものです。そして「インチ表記」これはタイヤ外径とタイヤ幅をインチ換算したものです。ようはどちらの表記もタイヤ外径とタイヤ幅を表記してるに過ぎないわけで、実は大雑把な表記です。また、見誤りやすい表記でもあるので、サイズ展開が多いと誤って購入してしまう可能性が大きいわけです。 

 そこで、登場するのがETRTO(エトルト)表記です。ETRTOはタイヤ幅とタイヤ内径(ビート座直径)を表記しているので、フレンチ表記やインチ表記よりも確実なサイズ選定が可能です。ホイールサイズを基本にして表記すると、650Bの場合は・・・

 

ETRTO表記
インチ表記 フレンチ表記
28-584
26 x 1-1/8 x 1-1/2
650 x 28B
32-584
-
650 x 32B
37-584
26 x 1-1/2 x 1-3/8
26 x 1-1/2
27.5 x 1.40
650 x 35B
40-584
26 x 1-5/8 x 1-1/2
27.5 x 1.50
650 x 38B
44-584
26 x 1-5/8 x 1-1/2
27.5 x 1.65
650 x 42B

 

のようになります。ETRTO表記で 584 なら確実に使えるってことですね。最近はアドベンチャーバイクがだいぶ流行ってきてワイドリムはじめ徐々にタイヤ幅をあげていく動きが流行っているので、あまり太すぎるタイヤはクリアランスなどの問題でインストールできないこともありますが、今回のランドナーでは42bまでは食えるようにしてもらったので、表はここまででいいか。そうか、42bってタイヤ幅が44mmもあるんですね(;・∀・)

  さて、スペアタイヤどうしようかな、と、やっと前向きに探せそうです。

 

【完走レビュー】BRM925伊豆200

概況

  • VCR横浜あおば主催。スタートは湘南台の桐原公園(「湘南平」とは違う)。自宅からは横浜新道、戸塚経由で80kmほど。この日は誕生日記念ブルベになった。9月は雨続きだが当日はウソのような快晴だった。
  • 獲得標高は2,510m。200kmとしてはやや多め。国道1号から135号に入るおなじみのルートから始まり、山伏峠、国士峠、冷川峠を越える。特に修善寺から狩野川沿いはとても美しいルートだった。
  • 最高気温27℃、最低気温15℃というコンディション。PC1までは多少雨がパラついたりもしたがほぼ全面的に快晴だった。

ルートラボ 

タイムライン

  総走行距離 到着予想時刻 到着時刻 PC時刻 実走マージン
ローソン西湘江之浦店
42.3km 8:00 7:40 9:06 1h26min
山伏峠
70.4km 10:15 9:45 - -
PC2 セブンイレブン天野湯ケ島店
94.1km 11:30 10:50 12:16 1h26min
国士峠
100.0km 12:30 11:50 - -
冷川峠
115.4km 13:30 12:45 - -
PC3 セブンイレブン伊藤湯川店
125.2km 14:00 13:15 14:20 1h05min
Goal 桐原公園
206.3km 18:00 17:55 19:30 1h35min

ウェアリング

  • ヘルメット: アソス JINGO
  • ジャージ:アソス SS. ケープエピックジャージ evo7
  • インナー: モンベル ドライメッシュ Tシャツ
  • ビブショーツ:アソス T. チェント_s7
  • グローブ:INTRO Stinger2
  • シューズ:アソス LAKE CX402 ワイド

峠越えが連続して汗ダクでした。いちおうダウンヒル対策にウィンドブレーカーやニーウォーマーは持っていったんだけど一度も来ませんでした。朝だけ乗り切れれば不要だと思いますね。しかし新品のグローブはキモチが(・∀・)イイ!!

概況

  • 集合は湘南台駅近くの桐原公園。駐車場はココイエローハット湘南台店を目印に来ると良いと思います。途中にはセブンイレブンもあるし便利。
  • とにかく山伏峠がメイン。体力の大半を持っていかれます。平均勾配10%というかなりツラい峠。とくに序盤の斜度はヤバいです。5km程度の峠なので、休みながら如何に適当に流せるかで後半の疲れ具合が変わってきます。がんばりすぎないことw

https://www.instagram.com/p/BKwkohJjKMY/

死ぬ

  • 頂上には自動販売機があるのでゴクゴクしちゃってください。下りも急勾配&路面状況が悪いので注意が必要でしょう。なお、ここから修善寺までは下り基調で超快適です(´∀`*)ウフフ

https://www.instagram.com/p/BKwmBxsj9sF/

0945 山伏峠攻略 キッツい

  • 国士峠、冷川峠は斜度高度ともにそれほど大きな峠ではありませんが、山深いことに加えて、クルマ、バイクが稀にしか来ません。よって対向をほとんど気をつけていないと思います。またすれ違うクルマのほとんどが県外ナンバーです。互いによそもので慣れていないため、事故や落車には充分注意しましょう。自分の身は自分で守ることです。

https://www.instagram.com/p/BKw0hfqD92m/

国士峠撃破 99.7㌔ 1150 疲れた

https://www.instagram.com/p/BKw7lSjDD3b/

最後の冷川峠撃破 1245 115㌔ あとはパレードラン

  • ドルバックは今回オルトリーブだったが、内容量が少ないと口の部分が垂れ下がってリアタイヤと干渉してしまうようです。前回はそんなことなかったのにな・・・。ベルクロなど使って引っ張って固定すると良さそうです。
  • 復路では旧道で真鶴を越えます。これが地味にキツいんです。きちんと把握しましょう。150mくらい登ります。
  • 今回はPCが3つでちょうどいいくらい。去年の半原越は通過チェック加えて5箇所PCがあったのには参った。最後のほうがフリスクとか買ってたからねw
  • 結果、11時間55分で完走認定。これで2016年も無事SRです。ありがとうございます。